20/4/20 コレラとペスト

導入:COVID-19と過去に人間が経験したパンデミックを比較していく。パンデミックは時代を超えて、人間の歴史を形成することに役割を果たしてきた。今日この記事を読んでいる人のほどんどはCOVID-19ほどの規模の他のパンデミックを覚えていないだろうが、歴史は今私たちが経験していることが何も珍しいことではないと教えてくれる。コレラとペストについて今回は触れる。

本論1:2世紀に渡って、コレラは7回もパンデミックの規模に達した。7回目のパンデミックは1961-1975とされている。コレラは小腸の細菌感染症で、数時間で致命的になりうる。最も一般的な症状は下痢で、筋肉のけいれんや嘔吐も生じる。即時の水分補給治療が80%まで生きる確率を上げるのだが、何も治療をしなかった時のこの病気の死亡率は50%である。

本論2:またペストについてはどうだろうか。この病気について言及しないで、過去のパンデミックを完全に語る記事はないだろう。ヨーロッパでのピークは1347-1351であり、このペストによって推定7500万〜2億人の人が死んだ。それはヨーロッパ全体の人口の半分を殺したことになる。COVID-19と同じように、飛沫でうつるのだが、地球を横断するペストの行進は人間の動きではなく、げっ歯類によって可能となった。

結論:上記に挙げているパンデミックはCOVID-19とは違うのだが、いくつかの重要なポイントはある。監視ー誰が感染しているのか、感染の経験があるのかーを把握することが重要で、実際COVID-19においてもテストをすることは病気やその広まりの押さえ方を理解するカギである。また肉体的な距離を取ることや検疫対策が効いている。最後に抑えるべきことは、パンデミックは終わりがくることを心に留めておくことが重要で、現代の科学や医療は絶大な力を発揮できる。もはや暗黒の時代を生きていないことを念頭に、希望を持って生きていく。

 

 

devastating:壊滅的な

intestine:腸

fatal:致命的

surveillance:監視

 

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