20/4/17 味覚や嗅覚の障害

導入:新しい研究がCOVID-19の症状として嗅覚や味覚を失うことが示された。COVID-19の陽性反応が出た人々のデータを調べた新しい研究が、味覚、嗅覚の障害がこの病気の症状でありうるという最近の主張を裏付けている。579人の陽性患者と1123人の陰性患者の症状を研究した。COVID-19の59%がこの症状を経験していることがわかった。

本論1:しかしながら、専門家はこれらの感覚の障害をCOVID-19のサインとして断定するためにはもっとたくさんの研究が必要であるということを述べた。例えばイギリスのflavor chemistryの准教授は「この論文は味覚や嗅覚の障害がCOVID-19の症状になりそうであるという非常に良い予備的な証拠を提示するが、早期警告信号としての役割はまだ確定されていない」と述べる。

本論2:最近の研究でインフルエンザのような症状を提示した1480人からデータを評価した。最終的な分析は262人が提供した情報に言及し、その内訳は102人の陽性患者のうちの59人、1378人の陰性患者のうちの203人である。一般的なCOVID-19の患者は病気の穏やかな形で、それらのうちのほとんどは病院によるケアを必要としない。COVID-19の68%は嗅覚障害を経験し、71%は味覚障害を経験した。比較すると、陰性の人は16%が嗅覚障害で、17%が味覚障害であった。教授は「もしあなたがこれらの障害を持つならば、あなたは他の感染症による原因の10倍以上もSARS-CoV2である可能性がある」と述べる。

結論:この味覚の障害に関しては前から言われていたことだが、研究データとしてしっかり出し切ったということか。野球投手が自分のコロナウイルス感染をこの味覚や嗅覚の障害によって早期に気づき、病院で検査を受けたことは、最新の医療情報をキャッチしていて素直に感心した。ところで、もし軽症の患者が病院の治療を必要としない時に、病院へ行って検査を受けることは適切なのだろうか。自分の行動によって院内感染が広まるのであれば、自宅待機をした方が良いとも思われる。軽症の場合の市民が取るべき行動について今度調べておく。

 

impairment:障害

 

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