20/5/7 ガイドライン

導入:厚生省はコロナウイルスの感染が疑われる場合に専門家に相談するタイミングに関するガイドラインを緩和して、よりたくさんの人が初期の段階で助けを求められるようにする。新しいガイドラインは強い疲労感、息切れ、高熱を感じる人、もしくは比較的軽い風邪の症状、たとえそれが37.5度以下の熱であっても、それに苦しんでいる人たちは、迅速に相談をすることの推奨が期待されている。省庁職員は早ければ今週に改定されたガイドラインが発表されるとしている。

本論1:二月に発表された現在のガイドライン下では、COVID-19の感染に疑いのある人は地元の保健所に設置されている特別な相談所に電話することになっている。もし医者が診察を必要とするのであれば、彼らはPCRテストを受けることを許可される。PCRテストは少なくとも四日間、37.5度以上の熱のような症状が出ている人(高齢者の場合には2日間)に対して実行され、慢性的な病気のある人や妊娠している人に限られる。

本論2:批評家は、厳しい基準はたくさんの人が電話を相談所に行うことをためらわせてきたと指摘する。相談所は基準を十分に満たしていない人には相談することを拒否するといった場合もあるようだ。現在のガイドラインはインフルエンザの時期に有効なものだった。当時はコロナウイルスの症状と、インフルエンザウイルスの症状を見分けることが重要で、ガイドラインは沼となっている病院に重要の患者たちへ医療器具が行き渡るように、軽症の人をブロックするといったことも意図していた。

本論3:保健大臣は「人によって平熱というものが異なる中で、37.5度というのは高いと考えられる。症状が急速に悪化するような症例も出ている。」と述べる。日本のPCRテストの数は人員不足や準備不足のために非常に少なく、10000人につき188回しかテストが行われていない。他の国では1000を超えるテストが実施されている。

結論:コロナウイルスの理解が深まるなかで、ガイドラインの変更は英断だと思う。それまで軽症と思われていた人が、相談もせずに自宅待機している時に突然重症化し亡くなったという事態は避けたい。一刻も早い変更を期待する。

 

ease:緩和する

 

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