20/4/27 砂糖

導入:私たちの体は砂糖を味わうことをしないで、砂糖を検出することができるのか。コロンビア大学の研究はマウスに砂糖を検出する神経細胞を特定し、新たな甘味料の開発をもたらすかもしれないとしている。

本論1:砂糖は食生活のいたるところに存在しており、加工された食品の中で、最も一般的な材料の一つである。それはよく中毒性のあるものとして描写される。アメリカで広く精糖が入手可能になってから、一人当たりの平均の消費量は10倍の年間45kgにまで増えている。CDCの調べによると一日のカロリーの14%は砂糖を加えることから派生している。コロンビア大学の研究者たちは砂糖の消費の背景にある脳のメカニズムのいくつかを特定し、このことが砂糖が人工甘味料では満たせない渇望をなぜ引き起こすのか説明できるかもしれないと発表した。

本論2:脳腸相関は、例えば食べ物を見たり、匂いを嗅いだりすると消化管から消化液が分泌されるような要因を引き起こす。砂糖においても同様の相関が存在し、研究者たちがマウスの腸に直接砂糖を与えたところ、脳の一部が活発に輝いたことがわかった。砂糖の存在を示すことで、腸から脳へ向かって何かが信号を送っていると教授は述べる。次に腸内の受容体について調べたのだが、それらは砂糖によって活発になることがわかった。これが40年前から導入されていた人工甘味料では砂糖の消費量を、極端には減らせなかった理由である

結論:これらの発見は私たちの神経回路を騙す良い仕事ができる人工甘味料を開発できるように導くかもしれない。現状では私たちはダイエットソーダやコーヒーに人工甘味料を使うと同じような味はするのだが、脳はその違いを見分けることができる。我々の舌だけではなく、脳のことも騙せる甘味料の道をこの発見は開いたということである。

 

sweetener:甘味料

addictive:中毒性

gut-brain-axis:脳腸相関

circuitry:回路

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