20/3/26 ライム病

導入:科学者がライム病の信ぴょう性のある治療法を発見した。新しい治療法はセフォタキシムとアズロシリンを含む。

本論1:ライム病はアメリカでは年間30万人、ヨーロッパでは年間23万人にかかる病気とされている。ライム病の約60~80%の人が移行性紅斑と呼ばれる赤色の皮膚の発疹が、感染したダニの咬傷の周りにできて、インフルエンザのような症状が出る。だいたい4週間以内にその発疹は出るが、最大3ヶ月後に症状が現れることもある。

本論2:従来のテトラサイクリン系抗生物質を使った治療では約10~20%の病気の人が、のちに疲労感や筋肉、関節、神経の痛み、認知機能障害などの症状を発展させた。研究者はこれの原因が残存性細菌であると考えたり、体に生きている薬効耐性のあるバクテリアが、症状を引き起こし続けていると考える人もいる。現在の研究では二つの異なる種類の抗生物質の薬、セフォタキシムとアズロシリン、が殺すのにより効果的なのではないかと調査をしている。

本論3:ネズミの研究で効果のあるとわかったのだが人間において、効果があるとは断言できない。しかしFDAは信ぴょう性の高い保証を行うとしている。この研究を行った研究員は次のように語る。「私たちは可能性のある薬を6年間調べて、約8000の化学物質と50の分子を研究した。最も効果的で安全なものを動物のモデルによって調べた。私たちの目標は患者を治療し、この病気を止められる最高の物質を発見することである」。

結論:私は科学者の何度失敗しても諦めずに、最高の治療法を見つけようとしたこの行為に敬意を表する。セフォタキシムやアズロシリンが人間における臨床実験でもううまくいくことを願う。

 

lyme desease:ライム病、ダニを媒介にして人間にもうつる病気のこと

cefotaxime:セフォタキシム、細菌感染症に用いられる抗生物質

azlocillin:アズロシリン

skin rash:皮膚の発疹

erythema migrans:移行性紅斑

tick bite:ダニの咬傷

coginitive impairment:認知機能障害

persister:残存性細菌

antiobiotics:抗生物質

 

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