20/3/16 菜食

導入:菜食主義者の食事をとることは人々が脳卒中になる確率を下げるかもしれないことが台湾の研究でわかった。

本論1:人間の食生活と、二つの異なるタイプの脳卒中の発症には関連性があるという調査を発表した。二つの異なるタイプの脳卒中とは出血性脳卒中と虚血性脳卒中があり、前者は脳へ流れ込む動脈出血の血で、後者は血管のものが詰まる事に起因する。脳卒中は世界的に死因が二番目の病気で、アメリカでは年間79万5000人が経験する。脳卒中は障害にも起因し、将来的な認知症にも大きく作用する。

本論2:昨年BMJが発表した研究では、菜食主義者は肉を食べるものよりも、虚血性脳卒中になる割合は低いが、脳卒中にはなりやすかった。そしてこの実験の結果は、動物食の消費には脳卒中を防ぐなんらかの要因があるかもしれないという結論づけがなされた。

本論3:台湾の実験では、菜食主義者の方が、脳卒中になる確率が下がるという結論を出した。その実験では、菜食主義者とそうでない人たちの二つに対して、年齢、性別、喫煙の有無などを調整したのちに数字を算出し、その結果、平均9年間の調査を行なったグループでは、菜食主義者のグループが、全ての脳卒中のリスクを48%低下させた。前回の実験結果と異なったのは、異なる要因の調整が関わっていると考えられ、対象にした菜食主義者たちは、野菜やナッツをよく食べているという結果が出たが、アルコールに対してはよく摂取しているという結果が出ている。

結論:以前わかっていた実験結果に対して他の要因を調整したところ、全く異なる結論が出るというのは非常に面白い。故にこの実験結果に対して修正される可能性についてはしっかり考慮して受け止めたい。

 

stroke:脳卒中

artery blood:動脈出血

hemorrhagic stroke:出血性脳卒中

ischemic stroke:虚血性脳卒中

dementia:認知症

 

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