20/3/8 microbe

導入:腸内微生物が潰瘍性胃腸炎に対する新しい治療法になりうるのではないかということが発見された。

本論1:そもそも潰瘍性胃腸炎とは炎症性腸疾患である。症状の重さには幅があり、現代では治療方法がない。その代替案として治療は寛解の状態を可能な限り長く保ち続けるということに注力する。治療の最初は薬で始まるが、薬が効かなくなったら手術が必要となるかもしれない。研究によると23~45%の潰瘍性胃腸炎の人が最終的には手術を必要とする。潰瘍性胃腸炎の原因についてわかっていなかったのだが、ある腸内微生物の不足が問題であるのかもしれないと研究で発表した。

本論2:Ruminococcaceaeというバクテリアが一次胆汁酸を二次胆汁酸に変える主な微生物である。健康的な人と、潰瘍性胃腸炎になる人、及びその家族で比較すると、後者の方がそのバクテリアが少なかった。

本論3:胆汁酸というものがよくわからないので、補足の説明を入れる。一次胆汁酸は肝臓で生合成され、消化管内でミセルの形成を促進し、食物脂肪を吸収しやすくするものである。一方で二次胆汁酸は一次胆汁酸が微生物による返還を受けた代謝物のことを指す。

結論:この研究が潰瘍性胃腸炎の理解をより深めてくれるとDr.Habtezionは述べる。

 

gut:腸

microbe:微生物

ulcerative colitis:潰瘍性胃腸炎

inflammatory bowel disease:炎症性腸疾患

remmision:寛解、病気の勢いが緩んだ状態

colon:結腸、大腸のうち盲腸と直腸に挟まれた部分

rectum

bile acid:胆汁酸

 

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