20/2/22 効率

1:内定を出すためには、自己分析、企業研究、面接の練習などさまざまな要素を組み合わせる事が重要である。選考を進めるという事は、これらさまざまな要素のどこに問題があったかなどを評価できる非常に良い機会だが、私は内定が出た時に、勤める気が起こらない企業の選考には参加しないでおこうと思う。

2:1つ目の理由は、自分の時間がとられる事である。選考から内定までに3回の面接があったと考えよう。往復の移動時間は3時間、面接の所要時間は1時間ほどであるため全部で12時間もの時間を要する。またこれは企業分析の時間を考慮に入れていない数字であるため、実際はもっと時間がかかる。この時間を本当に行きたい企業のエントリーシートと、企業分析に費やした方が有益なことは明らかだろう。

3:2つ目の理由は、自身の就活軸とずれた行為であるからだ。時間の無駄とわかっていながら選考をするのは、本当に志望する企業で、内定を取るための練習ができるからである。しかし私のなりたい社会人とは、私欲のために他者を利用する人間だろうか。私の就活軸は自分の努力で生み出した余裕を困っている人々に配分することである。人事は私から見たら学生を落とす側で、困っている人というより、むしろ自分を困らせる敵であるという考えに陥りがちであるが、それは間違いである。人事を困らせる結果をもたらす事は私の就活軸とずれるため行ってはならない。

4:3つ目の理由は面接の練習としては学びの質が低い事である。本気で入りたいと思って行う準備と、本命のための練習の準備とでは前者の方が質は高い。限られた時間しかない就職活動で結果を出すためには、練習する時間を本番に充てた方が効果的である。

5:これら3つの理由から今後の就職活動では内定がもらえたなら、その場で働く事を決断できるような企業の選考だけに参加しようと思う。