20/2/18 業界

本当に貴重なお話をいただけたので、ここに記しておく。それは「教育業界はやめておけ」という事である。

 1つ目の理由は、人材の問題である。教育業界は本当にやる気のある人が1割、他の企業も受けたけれど、どこも内定がもらえず、仕方なく入ったという人間が7割、その他が2割を占めている。教育業界を目指している人間ほど、この7割を相手にして仕事をすることは苦痛である。

2つ目の理由は組織体制の問題である。塾業界というのは、基本的に社長のワンマン経営であることが多く、業務上の改善点を見つけても手をあげることはできない。ポスティングを1万枚しろと上司から言われたら、たとえ以前に効果がなかったとしても逆らえないのである。このような年功序列の関係で、やりたいこともできず、上司にゴマを擦りながら教育をしていては心が折れてしまうだろう。

3つ目の理由は、転職の問題である。体験談によると履歴書において教育業界出身であることはマイナスにしかならない。取締役クラスの役職に上り詰めたとしても、全く評価されずに潰しが効かないのである。変化が求められる今の時代に1つの業界でしかやっていけないというのはかなり痛い。

これら3つの理由により、教育業界は絶対に志望してはいけない。仮に入社することになったとしても、それは業界の7割を占めている全ての業界に落ちた時である。今後の就職活動は教育以外の、システムエンジニア、精密機器、製薬に絞ろうと思う。そのためには今よりさらに本腰を入れて取り組む必要があるだろう。