20/2/17 質問

「こんなところまで来たんだから質問いっぱいして聞きたいこと聞かないと損だよ」

 

1 時間半移動に使ってこのインターンシップに参加したのだから、この言葉は核心をついている。ただ私が質問をしなかったのは、質問をしたくなかったからではなく質問ができなかったからである。原因分析と解決案を出さなければ同じ過ちを繰り返すので、両者について考える。

 まず1つ目の原因は、「この場でふさわしい質問であるか決めかねたから」である。この考えが一切なかったときにしていた質問は次のとおりである。

1,働いていて最もやりがいを感じたことはなんですか

2,1番辛かったことはなんですか

3,〇〇さんは会社の補助を利用してどんな自己研鑽をしましたか

4,仕事がある日は具体的にどのような業務をこなすのですか

5,会社の仕事は分業のイメージがあるのですが、誰かと協力して進める仕事の例としてどのようなものがありますか

6,キャリアが進むに従って、責任や裁量はどのように変化しますか

7,繁忙期はどのような働き方をしますか

8,〇〇さんが会社に貢献する上で最も大切にしていることはなんですか

9,社内で尊敬する方は、どのような点で優れていますか

10,御社で働く上で大切なことはなんですか

これだけの質問がしたいと思ったが、できなかったのである。これらの質問は本当にふさわしくない質問であろうか。どれも御社の業務を知る上で重要なことばかりで、仮に不適切だとしても、前置として「今回のセミナー内容にはそぐわないかもしれませんが、〜を教えていただけませんか」という言葉の使い方で全て解決する。自分の価値観で踏み出すべき一歩を引っ込める前に冷静に自分の考えを見つめ直すことが重要である。

 2つ目の原因は、「頭で考えていることが質問として言語化できなかったから」である。そして、言語化できなかった原因は、インプットした内容が多くて、整理できなかったことにある。この問題を「賢くなって整理できるようになる」という根性論で解決するのではなく、疑問が浮かんだ時点で文字にするという具体的な解決策で対応したい。これは、大量の情報を後で整理する手間が省け、かつ自分の知りたい情報を知ろうとして以後の説明を主体的に聞こうとするため非常に有効である。ところで先ほどインプット内容が多すぎると書いたが、必ずしも全てが必要な情報ではなかった。せっかく説明会の機会を与えられて、調べて出てくる内容と質問して聞ける内容のどちらが優先度が高いかは考えるまでもない。今回インプットに時間を割きすぎて、質問できなかったことは大いに反省するべきである。

3つ目の原因は、「前もって、何を質問するか決めて訪問しなかったこと」である。これは事前に準備の時間をとるが、対処が最もしやすく、効果も出やすい。一つ目も二つ目もメタ認知を行うことで、今日よりは対処しやすくなるだろうが、それでも会社の雰囲気に呑まれるということは多々ある。ただこの前もって質問を決めるという行為は、自宅で行うものであるため外的な要因に左右されない。したがって、この原因に対処するべき、インターンシップ・面接の前には質問の準備を必ず行おうと思う。

1~3を意識して、それでも質問ができなかった時には、もう一度反省の機会を取り、自己分析しようと思う。