20/3/21 誤情報

導入:今回はコロナウイルスに関する作り話を明らかにしていき。最新のコロナウイルスSARS-CoV-2)は中国のWuhanから広まり、南極大陸を除く地球上の全ての大陸に広がっている。WHOは3月11日に状況の定義をpandemicへとかえた。このパンデミック宣言は2009年の新型インフルエンザ以来である。このパンデミック宣言がなされた時に人々は恐怖に陥り、恐怖からくる誤情報や作り話が始まった。以下の文では非常に一般的となってしまった作り話を解剖していく。

本論1:塩素やアルコールを肌にスプレーすることで体内のウイルスを殺せる

この行為は体を痛めることとなり、特に口や目に入った時には深刻である。確かに表面を消毒する際にこの化学物質は役立つが、体内のウイルスは殺せないため使用するべきではない。

本論2:高齢者や若い人だけがリスクがある。

新型コロナは他のコロナウイルスと同様に、全ての年代に感染する恐れがある。ただし、高齢者や健康状態に問題のある人、例えば糖尿病や喘息の人は重症化のリスクが高まる。年齢に関していうと、子供はコロナウイルスにかからないという作り話もあるがこれも間違いである。子供には免疫が高いため、感染のリスクは高いが、重症化する恐れは低い傾向にあるようだ。

本論3:新型コロナはインフルエンザと同じである

確かに症状は似ているが、全体のprofileは新型コロナの方がより深刻である。見積もりは異なるが新型コロナの死亡率は1~3%となっており、これは季節のインフルエンザよりも高い数字である。

結論:他にも誤情報は山ほど出回っているが、上記にとどめておく。コロナウイルスの感染は広げないためには、風邪気味の人には近づかない、目や鼻をこすらない、手を20秒間洗うなどのシンプルな方法が最も良い手段となりうる。誤情報に惑わされず、できる限りの最善案を尽くすべきである。

 

dissect:解剖する

chlorine:塩素

disinfect:消毒する

asthma:喘息

 

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